こふん日記

2011年の旅行記 メコン編、中央アジア編、チベット編

2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

カンボジア3 プノンペン

2011年3月17日キャピトルホテルで朝飯を食べる。実は昨日の夕食もここだったので、ぶつぶつ文句を言いながらも3食連続で来ていることになる。同じ生活パターンを好むのは旅に不向きな証しじゃないかと思わないでもない。チーズオムレツ、パン、ミルクコーヒ…

カンボジア2 プノンペン

2011年3月16日4時に目覚めた。ベッドの上に小さな羽虫がピョンピョン飛び跳ねていたので、一つずつ取り除いて横になった。次に目が覚めると7時だった。枕が自分に合っていたのか、よく眠れた。 バスの出発は7時45分、ピックアップは7時半だった。時間が迫っ…

カンボジア1 カンポート

2011年3月15日いよいよ出国の日を迎えた。どれくらいベトナムに滞在したのか日記で確認すると、1か月になることが分かって驚いた。当初警戒心しか抱いていなかったベトナムが、これほど自分に溶け込んでくるとは思いもしなかった。美味しい食べ物、快適な宿…

ベトナム縦断31 ハティエン

2011年3月14日まとまった時間眠ることが出来た。覚醒後も眠気が残る。眠気を感じられるくらいに日焼けの痛みが和らいできた。眠いと言う感覚そのものが心地よかった。ハティエンの町もこの宿も、どこか落ち着けるのだ。 朝食は昨日と同じチャオガーの店。や…

ベトナム縦断30 ハーティエン

2011年3月13日深夜0時半に夢で目が覚めた。誰かが物陰から僕を見ていて、戻ってくるよう呼びかける夢だ。ハッとなって起き上がったが、少し冷静になってそんなことがあるはずないことに気が付いた。心身ともに疲労が溜まっているのかもしれない。 気を紛らわ…

ベトナム縦断29 ハティエンへ

2011年3月12日朝から下痢が始まった。2日前のBBQが怪しい。あるいは無理がたたったのかもしれない。体がだるくて動く気がしない。とりあえずユーンドンまで出て、カフェでトーストを食べた。そのあと北に10分ほど歩いてフークォック空港の傍まで来た。道路か…

ベトナム縦断28 フークォック島

2011年3月11日24時に悪夢で一度目が覚めた。変な緊張と不自由感でちょっと疲れているのかもしれない。悪夢の恐怖が抜けきらないまま眠りに落ちた。次は深夜4時に、今度は大雨の音で目が覚めた。さて今日はシュノーケリングツアーの日だ。ピックアップの車が…

ベトナム縦断27 フークォック島

2011年3月10日空には雲がかかっていた。 宿からビーチまでは500mほどの距離があり、細い山道を下っていく。ビーチにはチェアが置かれ、ヤシの葉で作られたパラソルが立てられ、ちょっとしたプライベートビーチのようだ。このビーチから南に進むと砂浜の幅が…

ベトナム縦断26 フークォック島へ 2011年3月9日

2011年3月9日 6時半に起きた僕は、パンをかじりながら窓の外を眺めていた。 一体ここはどこだろう? 唯一の手掛かりは、目の前の大通りがグエンチュンチュック通りだということだ。街の中心はどっちの方向で、どれくらいの距離なのかは分からない。今日はこ…

ベトナム縦断25 ラックジャーへ

2011年3月8日クリントン元大統領も食べたというフォー2000でフォーボーを食べながら、暑い夏に暑いスープはちと合わないなと考えていた。フォーはやっぱり北部のものだし、暑気払いのための食べ物ではない。じゃあ冷たい麺がいいのか?いや朝からそれだとお…

ベトナム縦断24 サイゴン

2011年3月7日夜は遅くまで近隣のディスコの音で寝られず、朝は5時にバイクの音がやかましくて目が覚めた。ベトナム人は北部でも南部でも関係なく本当に早起きだ。その代わりに彼らはたっぷりと昼寝をする。そこは羨ましい限りだ。 気になるのは昼寝の習慣が…

ベトナム縦断23 サイゴン

2011年3月6日「バーカ!」 背中にそんな言葉を投げ捨てられると、誰でも思わずカッとなる。振り返って声の主を追いかけようとしたが、既にバイクは走り去っていた。後味の悪さだけが残るのであった。 サイゴンのセーオムは飛び抜けて悪質であると僕は思う。…

ベトナム縦断22 サイゴン到着 2011年3月6日

2011年3月6日(日)定刻通り4時にサイゴンに到着した。外はまだ暗い。待合室の椅子で夜明けを待つ。 僕はここで久しぶりに日本人に出会った。彼女は一人旅をしている若い学生さんだった。あまり話し掛けてほしくなかったのか、多くを語らなかったが顔には疲…

ベトナム縦断21 ダナン発

2011年3月5日6時になると車とバイクのノイズで目が覚めた。ベトナムはどこでもとにかく朝が早い。二重扉でも音の侵入を防ぎきれなかった。 北のタイビンビーチを散策しようと外に出たが、造成工事中で立ち入り禁止だった。リゾート開発の現場はあまり見ない…

ベトナム縦断20 ダナン

2011年3月4日ダナンとホイアンの結ぶ循環バスはトリッキーだ。事前に乗車券を買うこともできず、領収書も出ない。「定価」は7kDのはずなのだが往路では30kD取られた。別に30円でも120円でも構わないのだけれども、もう一度「定価」で乗れるかどうか試してみ…

ベトナム縦断19 ホイアン

2011年3月4日明け方、ホイアンに降る雨の音で目が覚めた。聞こえてくる雨音から判断すると、土砂降りと言うほどではなく、ざあざあと地面を跳ねる程度だった。こんな時、僕は窓を開けて空を確認したくなる。それが出来ないだけで、窓のない部屋はストレスだ…

ベトナム縦断18 ホイアン旧市街

2011年3月3日 ホイアンのシンボルマークは2万ドン札にも描かれている日本橋だろう。町の東西を繋ぐ、この小さいながらも堅牢な橋は1593年に日本人によって建造されたものである。ホイアンはヨーロッパとアジアを結ぶ中継都市で、16世紀には1000人を超える日…

ベトナム縦断17 ミーソン遺跡

2011年3月3日 目覚ましをかけて5時に起床。旅に出てから早起きが続くが、まだ今のところ寝坊していない。なぜ旅行中は早起きが出来るのかふと考える。体質的な早寝早起きとか夜更かしも半分は思い込みかもしれない。5ドルでバイクをレンタルし町を出た。外は…

ベトナム縦断16 ダナン経由ホイアンへ

2011年3月2日 メロディーホテルは国道1A号線に面し、大型ダンプがけたたましく通り過ぎる度に目が覚めた。ドンハーを通過する車両には昼も夜も関係ない。出発時間が早いので朝は食べずにホテルを出た。列車は定刻通り6時46分に出発した。朝食と昼食を兼ねて…

ベトナム縦断15 ラオバオ ビザラン

2011年3月1日5時に目覚めてシャワーを浴びた。朝は20度まで下がり、バルコニーに出ると冷たい露が体に付く。ただ今日は霧が少ない。インペリアルホテルがはっきりと見える。バスのピックアップは6時30分だった。そこから近くのレストランに移動し朝食を取る…

ベトナム縦断14 フエ ティエンムー寺

2011年2月28日 今朝は霧が濃い目だ。ベランダに出ても昨日は見えたインペリアルホテルが見えない。 朝はズオンノー村にあるホーチミンの家を訪ねる。香江東岸を北上して橋をくぐったところのビール工場を右折。そこから10分進むと小さな川に出るので、そこを…

ベトナム縦断13 フエ王宮、帝廟

2011年2月27日6時起床 町は濃霧で包まれていた。視界が効くのはわずか50メートルほどだろうか。しかしフエの朝は早い。香江に架かる橋に物陰が見える。近づいて目を凝らして見ると、橋を埋め尽くすようにバイクが蠢いている。信号が青に変わると一斉に橋から…

ベトナム縦断12 フエへ メコン編 2011年2月26日 

2011年2月26日早朝、目を覚ますと窓の外は明るく、生い茂る木々に日が差していた。少し開いた窓から入ってくる風が生暖かい。いよいよ東南アジアへやって来たという実感が湧いてくると同時に、はやる気持ちで鼓動が早くなるのが自分でもわかった。 予定到着…

ベトナム縦断11 ニンビン

2011年2月25日 海外旅行に出ながら言うのもなんだが、僕は泊まりの旅行よりも日帰り旅行を好む。泊まりになると荷物と心配事が増えて自由がなくなるからだ。日帰りだと極端な話、手ぶらで気ままに出掛けることが可能だ。何かあってもいずれ戻ってくると思え…

ベトナム縦断10 ハノイ

2011年2月24日このホテルは安宿なのにBBCが映る。海外で見るBBCは一種の贅沢だ。たまに自分が今いる場所がニュースの舞台になっていると誰かに自慢したくなる。しかし一番のコンテンツはカウントダウンだと思う。長く流れる時は素直にうれしい。旅の高揚感を…