こふん日記

2011年の旅行記 メコン編、中央アジア編、チベット編

2019-01-01から1年間の記事一覧

中央アジア27 ビシュケク

ビシュケクは中央アジア諸国のなかで、感覚的には間違いなくもっとも日本人旅行者が多い街だ。一番の理由は、キルギス入国に観光ビザを要しないからだろう。ビザ取得が煩雑でtime-consumingな旧ソ連の中央アジアにあって、このキルギスのビザ運用は奇跡的と…

中央アジア26 ビシュケクへ

カザフには10日ほど滞在した。 キルギスの首都ビシュケクは、アルマトゥイの西200kmにあり、ソ連時代からの道はよく整備されている。両首都を結んでいるのは小型のミニバンで、サイランバスターミナルには「アルマトゥイ‐ビシュケク」と掲げた車がたく…

中央アジア25 アルマトゥイ カザフスタン

アルマトゥイには日本人墓地がある。ここに眠るのは、シベリア抑留で亡くなった方たちである。 シベリア抑留でカザフスタンに送られた日本人はおよそ6万人とされている。彼らはアルマトゥイ、アクモラ(現アスタナ)やカラガンダ炭鉱で強制労働に従事した。…

中央アジア24 アルマトゥイ カザフスタン

2011年7月20日 朝は快晴だった。南向きの部屋からは雪を被ったアラタウ山脈が見える。アルマトゥイは「リンゴの里」という意味で、1833年にレーデブールがアルマトゥイの山中で発見したMalus sieversii種が、現在世界で栽培されているあらゆるリンゴ…

中央アジア22 アルマトゥイへ

2011年7月18日 アスタナ駅の4つあるカフェは旅行者にとってうれしいことにレベルが高く、豊富な選択肢を提供してくれた。今日行った旧駅舎のレストランは、建物こそ古いものの立派な造りで、優雅に食事をすることができた。ショーケースからおかずを選ぶス…

中央アジア23 アルマトゥイ カザフスタン

2011年7月19日時間が経つのは早く、いつの間にか朝を迎えた。カフェでの朝食休憩があり、ラグマンといううどんを食べた。乗客の1人が、自分の妹が日本語を話すから電話に出てほしいと言ってきた。こうして日本語をしゃべっていると、なんと他の客が、自分も…