こふん日記

2011年の旅行記 メコン編、中央アジア編、チベット編

2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ウルムチから蘭州へ

9月12日 数日ウルムチでのんびり過ごした後、上海まで鉄道で戻ることにした。しかし予想した通り切符がなかなか取れない。作戦を変更してどこか乗り継げる都市がないかと電光掲示板を眺めていたところ、9月12日深夜4時発の蘭州行L108が異常に空いていた…

中央アジア77 ウルムチに戻って

2011年9月8日ウルムチでの宿は新疆飯店と決めていた。2011年時点で既にバックパッカーからは見放されていた旧式の宿であるが、窓が広く部屋が明るいことも、窓から望むロータリーの景色も好きだった。そして何より2000年代後半に雨後の筍のように作られた雑…

中央アジア76 ホタンからウルムチへ

9月8日 ウルムチ行きの寝台バスは清潔な白いシーツが敷かれていた。ウルムチまでの長旅が少しでも快適に過ごせそうで良かった。ホタン行は不潔で眠るどころではなかったのだ。21時の食事休憩で、昼に続いて2食連続でシャシリクを食べた。今回のシャシリクは…

中央アジア75 ホタン(和田)

2011年9月7日 バスは朝6時にホタンに到着した。しかし新疆時間を適用すると実質的には4時でまだ暗い。車内が汚く眠れなかったのでホテルで休みたかったが、バスターミナル併設の交通賓館ですら160元と高く、横になるのは諦め広場で座って朝が来るのを待つこ…

中央アジア74 カシュガル

2011年9月6日 招待所の硬い板ベッドで寝られるわけがないと思っていたが、知らないうちに眠りに落ちていたようだ。周りの物音で目を覚まし、真っ暗な部屋を手探りで電気スイッチを付けると朝8時になっていた。さて今日はこれからどうするか? 実はカシュガル…

中央アジア73 国境を越えカシュガルへ

ユルトを出発し、九十九折の道を登ること30分ほどで標高2,800メートルの国境イルケシュタム峠に到着した。この国境の通過は普通でない幾つかの手順を踏む必要がある。まず、国境手前からトラックがずらっと100台以上並んでいるので、車を降りて国境ゲートま…

中央アジア72 サリタシュ出発

2011年9月5日 サリタシュの村に着いて、ドライバーはホームステイできる民家まで僕を運んでそこで別れた。ホームステイは1泊200ソム(400円弱)。立派な絨毯も敷かれているし、部屋が汚いという訳ではないのだが、先ほどの出来事が生々しく脳内に焼き付いて…