中央アジア37 タジクへ向けて
2011年7月29日
タジキスタン行きの足探しをおさらいする。
1つ目:バスターミナル。タジク方面へのバスは存在せず。
2つ目:トラック駐車場。全てのトラックを当たったが、タジクに行くトラックは1台も見つからず。
3つ目:チョンアライバーザ。何も情報を得られず。
どういう場所かの確認も兼ねて、もう一度チョンアライバーザを訪れることにした。昨日はタクシーだったが、バスがあると言うことで、街から東へ向かう5番バスに乗り、終点で降りて100m引き返したところのチョンアライバーザに足を運んだ。
今日は昨日の酔っ払いは見かけず、かわりに若い男性がいた。彼に話し掛けると、ビシュケクの大学生で、これからタジクに帰るところだと言う。彼が乗る予定のトラックが中庭に泊まっていた。丁度いい。彼と相乗りできないか頼んでみた。だが、あまり色よい返事は得られなかった。ドライバーを入れると既に4人内定しているから無理だという。荷台でもいいからと引き下がったが、それも荷物が多いので無理だと彼は即座に断った。チョンアライバーザは、一見さんが思い付きでふらっと行って車を見つける場所ではなさそうだ。若い大学生の困惑から僕はそれを感じ取った。
街へ戻り、再び広大なトラック駐車場を当たった。昨日と同様、全てのトラックに声を掛け、このスタンドを管理する人たちにも聞いて回ったが、やはり南へ向かう車はなかった。このままこうして毎日車探しをしても時間だけが無為に過ぎていきそうだ。僕は方針を変更することにした。
旅行者の集まる場所に行けば何か情報があるかもしれない。地元客ばかりのアライをチェックアウトし、ガイドブックに載っているオシュゲストハウスに移ることにした。このオシュゲストハウス、ゲストハウスと名前が付いているものの、実質的には団地の間借りで、各部屋にベッドが4つ並べられたドミトリーだ。換気は悪くシーツは湿気ていた。エアコンはない。しかも運悪く、シャワーが故障して使えなかった。車探しで汗だくになった身にはきつい。正直居心地は良くなかった。
本題に戻すと、このオシュゲストハウスは同行者を探す旅行者が集う場になっている。リビングにホワイトボードがあり、この掲示板に行き先と連絡先を書き込み旅行者を募るシステムになっている。ホワイトボードには、すでにタジク方面に向かう旅行者の書き込みがあったので、書かれていたアドレスにメールを送って返事を待つことにした。